昔使っていた切手や、集めていたけど要らなくなった切手が家にありませんか?
「家にある切手を売りたいけど、変な業者だったらどうしよう。」
「切手買取でよくあるトラブルを知りたい」
このように切手買取を依頼したくても、トラブルにあうのが不安という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、切手買取でよくある5つのトラブルと、防止するための対策について解説していきます。
- 切手買取のよくあるトラブルがわかる
- 切手買取のトラブルを防止する方法がわかる
- 切手買取の優良店を見分けるポイントがわかる
切手買取でよくあるトラブル5つ
切手買取でよくあるトラブルは、大きく分けて以下の5つです。
- 不当に安い金額を提示される
- 強引に買い取られる
- 買取金額の不払い
- 高額な手数料を要求される
- 査定後にキャンセルできない
ひとつずつ順番に解説していきます。
不当に安い金額を提示される
切手買取のなかでも多いトラブルが、不当に安い査定額を提示されるトラブルです。
切手は相場が変動しやすいので、詳しい人じゃなければ適正価格がどれくらいなのかわからないですよね。素人に対して、実際の相場よりもかなり安く買いたたこうとする悪徳業者が存在します。知識がなければ、提示された査定額が正しいのかどうかを見極めることはむずかしいでしょう。
特に、額面より高い金額がつくプレミア切手の場合は、専門知識のある査定員に見てもらうことが必要です。希少性の高い中国切手の「赤猿切手」や日本の「見返り美人切手」などは、かなり高額で売れる可能性も。
価値を知らないまま「ただの古い切手」として認識していると、悪徳業者にだまされてしまうかもしれません。最悪の場合、価値がないと嘘をついて無料で引き取るケースもあるようです。
少しでもおかしいなと思ったら、売らずに断りましょう。
汚れや破れがなければ、安くても額面の50%以上で買取してくれますよ。
あまりにも安い査定額を提示するような業者は、疑ってみたほうがいいでしょう。
強引に買い取られる
最近増えているトラブルが、業者が強引に買い取る「押し買い」です。
押し買いは出張買取のときに多いケースで、売りたくないと伝えてもしつこく食い下がって契約させられるトラブルのこと。こちらから出張買取依頼をしていなくても、以前問い合わせたときに伝えた情報で、勝手に訪問査定に来る業者もいます。
「売るまで帰らない」と居座ったり、高圧的な態度にでたりとかなり悪質な場合も。なかには、買取を依頼していない宝石や貴金属を無理やり査定したうえ、不当に安い金額で買い取っていくトラブルもあるようです。
女性や高齢者の一人暮らしの方は、特に注意してくださいね。
突然家に営業に来るような業者は、取り合わないほうがいいでしょう。
買取金額の不払い
切手の査定後に「あとで振り込む」と言ったまま連絡が取れなくなるトラブルもあります。
買取品を先に引き取ったあとでお金が振り込まれず、連絡をすると電話やメールがつながらなくなるのです。高い買取金額を記載したチラシや、サイトの情報があまりないような業者の場合は、業者自体が存在していない可能性も。
こういう悪徳業者を選んでしまうと、持ち逃げされて損をするパターンです。
宅配買取なら先に切手を送ったあとで査定額が振り込まれるものですが、それ以外の買取方法で「あとで振り込む」という場合は危険と判断しましょう。
特に、こちらから依頼していないのに営業電話や訪問営業をする業者には注意が必要です。
できるだけ、大手の買取業者に依頼することをおすすめします。
高額な手数料を要求される
査定料やキャンセル料などに、高額な手数料を要求されるトラブルもあります。
優良な切手買取店なら査定や出張の手数料無料の店舗も多いのですが、悪徳業者は高い手数料を設定している場合があるので注意しましょう。優良店舗でも、宅配買取でキャンセルになったときは返送料がかかる店舗もありますが、通常は正規の配送料です。
悪質な業者の場合は上乗せした高額な配送料を請求したり、キャンセル料として法外な金額を要求したりするケースもあるようですよ。
宅配買取や出張買取などを利用するなら、手数料や返送料はかかるのか、必要な場合はいくらかかるのかをしっかり確認しておきましょう。
安心して取引できるように、事前の問い合わせや口コミの確認をしておくのもおすすめです。
査定後にキャンセルできない
査定後にキャンセルできないというトラブルもあるようです。
売りたいと思って査定に出しても、「思ったほど査定額が高くなかったのでキャンセルしたい」と思うこともありますよね。
通常の買取店では、査定のあとで買い取ってもらうかキャンセルするかの選択が可能ですが、店舗によっては「査定後キャンセル不可」とサイトに記載している業者も存在します。通常はクーリングオフ制度により販売後8日以内なら取引をなかったことにできるので、契約内容をきちんと確認してから業者を決めましょう。
ただし、査定金額を確認してから承認・契約をしたあとで「やっぱりキャンセルしたい」と申し出た場合はキャンセルができないケースが多いので気をつけてください。
査定後に店舗買取や宅配買取に関わらずキャンセルを受け付けてくれる買取店もたくさんあるので、査定を依頼する前にしっかり調べて、信頼できるお店を選ぶことが大切です。
クーリングオフ制度は「出張買取」のみに適用される制度なので注意しましょう。
店舗買取や、宅配買取の場合は適用されません。
切手買取のトラブルを防止するための方法
トラブルが起きる前に取れる対策があります。
切手買取のトラブルを防止する方法は、以下の5つです。
- いきなり営業してくる業者は取り合わない
- 実績のある大手の買取業者を選ぶ
- 複数の業者に査定依頼する
- フリマアプリはなるべく利用しない
- 店舗の口コミをチェックする
それぞれについて、詳しく解説していきますね。
方法①いきなり営業してくる業者は取り合わない
1つめは、突然営業してくる業者は取り合わないようにすること。
買取のトラブルは、訪問や勧誘で業者が来たときに起こりやすいのです。
アポなしの訪問買取は法律で禁止されているので、優良店舗ならいきなり電話で営業したり、急に家に来たりといった迷惑な行為をすることはありません。
ちょうど売りたい切手や不用品があったとしても、軽く考えて対応しないように注意しましょう。突然家に営業に来る業者のなかには「不用品を無料で買取します」と言いながら、いざ査定をすると逆に費用が発生する事例もあるので危険です。
「買取して欲しいのに逆にお金を取られてしまった!」とくやしい思いをしないためにも、事前に買取業者をきっちり調べて、こちらから依頼した業者以外は取り合わないようにしましょう。
また費用が発生しない場合でも、安すぎる金額で無理やり買い取られるケースもあります。
このような事態を避けるためにも、優良な業者選びは大切ですね。
方法②実績のある大手の買取業者を選ぶ
2つめは、実績のある大手の買取業者に依頼することです。
実績があるのは、実際に買取してもらっている人がたくさんいる証拠ですよね。買取してもらって満足できた人は、また同じお店で売りたいと考えます。
リピーターが多く買取実績も多い大手の業者を選べば、トラブルなく買取してもらえるでしょう。
また大手の買取業者の場合は、ネット上にたくさんの口コミがあります。買い取ってもらった品物について、いい評判と悪い評判をどちらも確認できるのでチェックしてみましょう。
店舗のウェブサイトを見ればいろいろな情報や実績がくわしく載っているので、業者選びの目安にするのもおすすめです。
方法③複数の業者に査定依頼する
3つめは、複数の業者に査定依頼することです。
切手の買取相場は変動するので、素人には適正価格の見極めがむずかしいもの。サイト上に「額面の80%で買取」などの情報があってわかりやすい店舗もありますが、切手によっては額面よりも高い値段がつく場合もあります。
特に、プレミアがつくような切手の場合は査定員の鑑定力が重要ポイントです。
1つの業者だけに査定を依頼すると、適正価格なのかどうか判断できないでしょう。面倒でも複数の買取業者に査定依頼することで、「適正価格より査定額が低すぎた」などのトラブルを未然に防止できます。
失敗のない買取のためにも、1つの店舗だけじゃなく複数の業者に査定依頼することが重要です。
査定のために1店舗づつまわるのは大変と思う方は「LINE査定」や「メール査定」もあります。
写真を送るだけで簡単に査定できるのでおすすめです。
方法④フリマアプリはなるべく利用しない
4つめは、フリマアプリをなるべく利用しないことです。
意外と多い切手買取トラブルが、個人間でのトラブル。
- 買取してもらえない
- しつこく値下げ交渉された
- 支払いが行われなかった
- 高額な手数料を請求された
などのトラブルが多いようですね。
個人間でのやり取りになるので、トラブルが起きても解決が大変です。
ネットオークションも個人間でのトラブルが起きやすい傾向があり、手数料や配送料もかかるのでおすすめしません。
切手の適正価格で買取して欲しいなら、経験豊富な査定員のいる買取店に依頼したほうがいいでしょう。
方法⑤店舗の口コミをチェックする
5つめは、店舗の口コミをチェックすることです。
口コミ数が多い買取店は、それだけたくさんの人が利用しています。
買取店を選ぶ基準として、実際に買取を行った消費者の口コミをチェックしてみるのもひとつの方法でしょう。 口コミには、いい評判だけではなく悪い評判も投稿されています。もちろん星の数が多いほど評判のいいお店という判断になりますが、いい口コミだけを見ずに悪い口コミもチェックするのが大切です。
査定額以外にも、接客について嫌な思いをしたというトラブルもあります。人によっては査定額にあまり違いがなければ、スタッフ対応の良さを重視する人もいますよね。
査定額についてのいい口コミがあっても、接客が悪いという口コミが多いといい店舗とはいえないでしょう。
スタッフ対応の良さプラス査定額にも納得の顧客満足度やリピーターの多い優良店を見つけたいなら、口コミのチェックはおすすめですよ。
切手買取でトラブルがあったときの対処法
悪質なトラブルに巻き込まれてしまったら、消費者ホットラインに相談しましょう。
「188」にかけると居住地に近い消費生活センターや、消費生活相談窓口を紹介してもらえますよ。消費生活センターでは、専門の相談員が相談内容を聞き取ってトラブル解決のために支援を行います。
トラブルにあっても「どこに相談すればいいかわからない」「自分のせいだから仕方ない」とあきらめてしまう人も多いようです。
困ったときは、あきらめる前に一度相談してみてくださいね。
トラブル回避!切手買取の優良店を見分ける3つのポイント
切手買取のトラブルに巻き込まれないためにも、優良な切手買取店を選びましょう。
切手買取の優良店を見分けるポイントを、大きく3つに分けてみました。
- 買取実績を確認する
- お店の運営情報を確認する
- 質問に対する対応が丁寧
それでは、ひとつずつ紹介しますね。
ポイント①買取実績を確認する
1つめのポイントは、買取店にどれくらいの買取実績があるのか確認することです。
買取実績が豊富な店舗は、それだけ売りに来る人が多く査定員も経験豊かということ。切手の買取には専門的な知識が必要なので、買取実績が豊富な店舗のほうが安心できますよね。なかには切手のコラムなど、詳しいはなしを説明している店舗もあります。
店舗のウェブサイトを見ると買取実績が見られるので、一度確認してみましょう。
ポイント②お店の運営情報を確認する
お店の運営情報を確認するのもポイントです。
悪徳業者の場合、サイトに正確な運営情報が記載されていない場合があります。
運営者の氏名や住所、電話番号が偽物だったり日本語の表記が不自然だったり。設立日もどれくらい続いている会社なのかがわかるので、チェックしてみるといいでしょう。
不安な場合は、大手の買取店を選ぶのがおすすめですよ。
ポイント③質問に対する対応が丁寧
電話・対面に関わらず、質問に対する対応の丁寧さは重要です。
査定のときにも、「なぜその金額なのか」などの質問に対して理由を丁寧に説明してくれる査定員なら信頼できますよね。質問に対する対応が雑なお店は、査定額も適当な可能性も。
優良店の多くは接客に対する研修が充実しているので、スタッフの対応も丁寧で安心して取引できますよ。
まとめ
切手買取でよくあるトラブルと、防止する方法を紹介しました。
- 不当に安い金額を提示される
- 強引に買い取られる
- 買取金額の不払い
- 高額な手数料を要求される
- 査定後にキャンセルできない
- いきなり営業してくる業者は取り合わない
- 実績のある大手の買取業者を選ぶ
- 複数の業者に査定依頼する
- フリマアプリはなるべく利用しない
- 店舗の口コミをチェックする
お互いに納得して気持ちよく買取してもらうためにも、買取店選びはとても重要。
トラブルに巻き込まれないように、事前にサイトや口コミを見て調べてから査定依頼するのがおすすめです。
今回ご紹介したトラブルを防止する方法や優良店を見分けるポイントを参考にして、信頼できる買取店を選んでくださいね。
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